恕のたより vol.31
「自分良し、相手良し、社会良し」の「あいさつ三方良し」
の精神で取り組みましょう。
10月27日(金)に7階講堂において、理学療法学科・作業療法学科の卒業生を迎えた講演会がありました。
この事業は、在校生とあまり年の変わらない本学卒業の先輩の話を聞くことによって、セラピストの業務をより深く理解するとともに、一人一人の皆さんの夢の実現や職業人としての在り方などについて考えてもらうことを目的としています。講演されたのは次のお二人です。
新名 祐介(にいな ゆうすけ) 様
理学療法学科27年卒の第4期生、
現在、医療法人相生会 にしくまもと病院に入職され、頑張ってお られます。
田川 未来(たがわ みく) 様
作業療法学科27年卒第4期生
現在、特定医療法人冨尾会 桜が丘病院に入職して頑張っておら れます。在学中には学内最優秀賞ももらわれました。
二人の講演の後、質疑応答の時間があり、在校生や先生方から質問があったり、講師の先生から逆に質問があるなど和やかな雰囲気で無事、講演会が終了しました。
この講演会では、二人の在学中の思い出(共通して言われたのは先生方が熱い)、実習のこと、職場での業務内容などについて丁寧に話していただきました。お忙しい中、ご講演ありがとうございました。
在学生の夢実現に大いに参考になることを期待しています。
私もこの講演会を聞かせてもらいましたが、特に印象に残った強い言葉がありました。それは、新名さんの在校生に向けてのアドバイスであいさつと提出書類はきちんとしましょう、という発言と、田川さんの「礼儀・あいさつ・笑顔が大事」というフレーズです。現在、二人とも共通して強く感じられていることは、「あいさつ」が大変、大事であるということです。
全く同感です。本学はあいさつを良くする学校として業者の方には認識されています。このあいさつをさらに徹底していきましょう。
近江商人には「三方良し」という商売の道徳があります。「三方良し」とは「売り手良し、買い手良し、世間良し」を指し、売り手も利益があり、また、買い手も利益があり、引いては社会全体にも利益がもたらされるということです。これはあいさつにも置き換えられると思います。あいさつは、あいさつした自分がまず気持ちよくなります。そして、あいさつされた相手もうれしくなります。そして、それが引いては社会全体を明るく、楽しいものにします。
「自分良し、相手良し、社会良し」の「あいさつの三方良し」の精神で更なるあいさつの徹底に取り組みましょう。