理学療法学科 福祉車両での介助法・乗車体験

気温が少しずつ高くなる今日この頃…

天気の良い日は心地よいですね

先日、5月17日の金曜日も、とても天気の良い日となりました

理学療法学科3年生の地域理学療法Ⅰという授業では、

この日屋外にて、学校隣にあるグッドライフ熊本駅前の福祉車両を用いた体験学習を行いました。

福祉車両2台に、グッドライフ熊本駅前の理学療法士の先生に御協力いただきながら、

①車両の説明

②車椅子の介助法

③車椅子の車両への乗降方法

④車椅子の車両への取り付け

⑤実際の走行を体感・・・

上記の内容を実施しました

3人1組で行い、車椅子に乗る人と、車椅子を介助する人、車椅子の取り付けをする人などローテーションして、

全ての内容を必ず1人1回体験する形で授業が進行されました

 

覚えてしまえば単純な作業にも思えますが、

車椅子に乗る対象者のことを考えながら・・・

もしくはその立場になって体験していくと、

様々な気配り心配りが必要になることに気付きます・・・

そして、意外に車椅子操作を忘れてしまうなど、体験を通して1つ1つの動きや注意点を学ぶことができました

また、上記⑤の走行中の車内を体感する中では、

通常の座席に座る感覚と車椅子に座る感覚とでは、

路面や運転の仕方によっても揺れ動く感覚が違い

細かく言うと、ブレーキも急ブレーキなどがあれば、車椅子は強く動かされ、非常に危険です

車椅子に座る人のことを考えて、

どのような安全な道を選ぶのか・・・

どのような安全運転を行うべきか・・・など、

運転をするときの心配りや、

同乗する介助者はどのような点に安全面を意識していくのかを考える良い機会となりました

このような体験型の授業は、頭でわかっていることを実践する中で、

さらに自分の理解につなげることができます!

この先、様々な医療・福祉・介護の現場で理学療法士として働く際に、

患者様や利用者様の送迎や、自宅を訪問してのリハビリテーション、自宅環境での患者様の動作確認に訪問する際など、就職後には、患者様に理学療法士として同行する機会も多くなります。

その中で、いかに様々な場面で安全に配慮し、気付き・・・動けるのかは、大事な能力になります

医療の専門的実践力を身につけるために、日々努力を惜しまず、エキガクPT学科学生も頑張っています