恕のたより vol.7

学校長通信「恕のたより」-第7号-   学校長 高野 茂

オープンスクールで当学院卒業生が、高校生や保護者の皆様に、自らの体験談を熱く語りました

去る8月7日(日)に本学でオープンスクールを開催しました。今回は本学の卒業生による講演会がメインでした。講演を終わられた卒業生は校長室に立ち寄られ、少しお話を伺いました。3人とも明るく、ハキハキとした態度で、本学の卒業生として誇らしく感じました。3人の講演の様子などを簡単に紹介します

理学療法士の有田 和広さんは本学3期の卒業生です。青磁野リハビリテーション病院に入職され、本年度から同系列の介護老人保健施設 青翔苑で勤務されています

有田さんは、理学療法士の具体的仕事内容や領域、使用する道具などについて、現在勤務されている病院でのエピソードをふまえて話していただきました。また、理学療法士になるために、この学校で4年間どのような過程を経て現在に至るのかを話していただきました。その中には、実習や国家試験、学校行事などでの経験談やエピソードを添えられました。最後に、現場で仕事をする中で大変なことも多いが、患者様が元気になることと、そのときの笑顔が一番自分の活力になり、本当にいい仕事であるということを伝えられました

作業療法士の田原 ちひろさんは本学1期の卒業生です。現在は、桜十字病院のリハビリテーション科で勤務されています

田原さんはリハビリテーションに関わる仕事からはじめて作業療法士の仕事内容などについて話をされました。特に亡くなられた患者様のご家族から感謝の言葉が書かれたお手紙をいただいたときは、この仕事をしてよかったと感じられたそうです。最後に、ハッピー・スパイラル(幸せをみんなに還元していこう)、感謝の気持ちを忘れないこと、患者様の気持ちを理解し、それに寄り添えるリハビリを行うことの大切さを強調して締めくくられました

看護師の森永 寛子さんは本学1期の卒業生です。現在は、熊本中央病院 ICU・CCUに所属して勤務されています

森永さんは本学での学校生活からはじめて中央病院の紹介、看護部の紹介、看護方式、教育支援体制、ICU・CCUの紹介と仕事内容、実際の看護、看護士の仕事の魅力、熊本地震について詳しく、話していただきました。特に仕事の魅力として、患者さんが治療を経て回復された時、自分が次のステップに進めた時の喜び、生涯を通して専門職として働くことができることなどについて話され、活き活きとした感じが伝わりました

いずれも聴講された学生の皆様や保護者の方々には大いに参考になったのではないかと思います。講演された3人の先輩方ありがとうございました

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