恕のたより vol. 11
学校長通信「恕のたより」-第11号- 学校長 高野 茂
本学「一心祭」が開催 ステージにバザーに若さがみなぎる
15日(土)に自治会主催の「一心祭」が開催されました。自治会長の窪拓人君、文化委員長の下茂明央君はじめ役員の皆さんこれまでの準備大変お疲れ様でした
今年は、熊本震災があり、実施も心配されましたが、皆さんの努力で開催にこぎつけることができたのではないかと思います。今年で8回を数えますので、一心祭は平成20年の開学以来とぎれることなく続いています。
開学したときの学生たちが、心を一つにしてこの学校を作り上げていこうという思いで、一心祭の名前が付いています。ぜひ、皆さんもこの思いをうけついでください。今年のテーマは「自遊奔放」で、楽しいステージやおいしい模擬店が立ち並びました。飲食関係はあっという間に売り切れたと聞きました。
また、ステージでは、カラオケ大会やイケメン・ミスコンテストなど、大いに盛り上がりました
バンド演奏の1コマです
防災訓練を実施。災害には咄嗟の判断と実行力が大切
18日(火)には学生・教職員を対象とした防災訓練を実施しました。全員集合までの時間が7分28秒という事でした。昨年より早く、私語も少なく、聞く態度が良いとの評価をいただきましたが、私も、講評で述べたように同感です。
5年前の東日本大震災以来、毎年のように震度7クラスの地震が起きており、今年4月14日と16日には、私たちは未曾有の熊本震災を経験しました。その後も余震は続き、つい先日は鳥取県で震度6弱の地震がありました。
火災についても、先々週、阿蘇郡小国町で20件以上が焼ける大規模火災が起きています。わたしたちにとって、災害は決して対岸の火事ではなく、身を守ることを真剣に考えておく必要があると思います。その意味で、「危機管理」が大変重要な時代になっています。安全をお金で買う時代ですが、自らが「危機管理」能力を身につけ、危機を避ける努力をすることが大事です。災害は自らが気をつけていれば助かることが沢山あります。
緊急事態の時にどの様な行動をすればよいか、それによって運命がかわります。その際、最も大事なことは咄嗟の判断と実行力です。その判断と迅速かつ安全な行動を養うために、災難に対する訓練をおこなったり、防災知識を身に付けることが重要であります。皆さんは、これから病院や施設で、患者さん相手に仕事をする人が大半です。いかに安全に誘導するかが問われることになります。
防災訓練はその意味で大変意義あることだと確信しています。