恕のたより vol32

専各連九州ブロック体育大会で大活躍

11月15日(水)~17日(金)に大分市を会場に第39回九州ブロック専門学校体育大会が開催されました。本校からは硬式テニス部などが県代表として参加しました。大会結果については、既にホームページで紹介してありますが、改めて結果を紹介します。

 硬式テニス 男子団体 優勝 

 硬式テニス個人準優勝 PT3年稲田秀明 

 ソフトテニス団体3位 

 ソフトテニス女子個人準優勝 PT3年辻本美咲、PT3年渡邉春華

 ソフトテニス男子個人3位 PT3年江崎達也、PT2年濱崎亮太

 剣道 個人3位 NS2年 東 太亮

これまでの練習成果を発揮して熊本県大会を勝ち抜いて、九州大会に駒を進めた学生の皆さんが、校長室を訪問し、決意を述べてくれました。皆さんは、その決意のとおり、それぞれが一生懸命に頑張り、悔いのない結果を残すことができたのではないかと思います。皆さんの健闘をたたえるとともに、引率等で御世話いただいた先生方に心から感謝の意を表したいと思います。

 

本学理学療法学科の谷川直昭先生が全国学会で報告

11月19日(日)に東京都で行われた日本臨床スポーツ医学会学術集会において、本学理学療法学科の谷川直昭先生が「Jクラブユースチームに対するJones骨折検診」という演題で報告されました。
その要旨を簡単に紹介します。
サッカー選手における第5中足骨近位骨幹部疲労骨折(Jones骨折)は高校から大学時代に好発する難治性骨折である。この骨折について、Jクラブユースチームの選手30人を対象としてJones骨折に関する事前アンケート、医師による診察、トレーナーによる身体機能評価、臨床検査技師によるエコー検査を実施した。その結果、エコー所見で陽性が2人出て、X線検査を実施したが、骨折を認めなかった。Jones骨折発生のリスクの一つに人工芝での練習があげられている。今回の検診では、Jones骨折は認められなかったが、シーズン初めに選手や指導者に本傷害の啓発ができたことは今後の発生予防につながる可能性があると考えた。
サッカー選手にとって、足の傷害は選手生命を断たれるほど大きなリスクとなります。その可能性が高いJones骨折に関する研究で、啓発や予防対策などは大変ありがたいことだと考えられます。今後の研究成果に大いに期待したいと思います。

興味ある方や詳しく知りたい方は直接先生に聞いてください。

恕のたより vol.31

「自分良し、相手良し、社会良し」の「あいさつ三方良し」
の精神で取り組みましょう。

 

10月27日(金)に7階講堂において、理学療法学科・作業療法学科の卒業生を迎えた講演会がありました。
この事業は、在校生とあまり年の変わらない本学卒業の先輩の話を聞くことによって、セラピストの業務をより深く理解するとともに、一人一人の皆さんの夢の実現や職業人としての在り方などについて考えてもらうことを目的としています。講演されたのは次のお二人です。

新名 祐介(にいな ゆうすけ) 様
理学療法学科27年卒の第4期生、
現在、医療法人相生会 にしくまもと病院に入職され、頑張ってお  られます。

 田川 未来(たがわ みく) 様
作業療法学科27年卒第4期生
現在、特定医療法人冨尾会 桜が丘病院に入職して頑張っておら   れます。在学中には学内最優秀賞ももらわれました。

 

二人の講演の後、質疑応答の時間があり、在校生や先生方から質問があったり、講師の先生から逆に質問があるなど和やかな雰囲気で無事、講演会が終了しました。
この講演会では、二人の在学中の思い出(共通して言われたのは先生方が熱い)、実習のこと、職場での業務内容などについて丁寧に話していただきました。お忙しい中、ご講演ありがとうございました。
在学生の夢実現に大いに参考になることを期待しています。
私もこの講演会を聞かせてもらいましたが、特に印象に残った強い言葉がありました。それは、新名さんの在校生に向けてのアドバイスであいさつと提出書類はきちんとしましょう、という発言と、田川さんの「礼儀・あいさつ・笑顔が大事」というフレーズです。現在、二人とも共通して強く感じられていることは、「あいさつ」が大変、大事であるということです。
全く同感です。本学はあいさつを良くする学校として業者の方には認識されています。このあいさつをさらに徹底していきましょう。
近江商人には「三方良し」という商売の道徳があります。「三方良し」とは「売り手良し、買い手良し、世間良し」を指し、売り手も利益があり、また、買い手も利益があり、引いては社会全体にも利益がもたらされるということです。これはあいさつにも置き換えられると思います。あいさつは、あいさつした自分がまず気持ちよくなります。そして、あいさつされた相手もうれしくなります。そして、それが引いては社会全体を明るく、楽しいものにします。
「自分良し、相手良し、社会良し」の「あいさつの三方良し」の精神で更なるあいさつの徹底に取り組みましょう。